例えば、

[Sheet1]

A B C D
1 番号 氏名 レベル 得点
2 100 Dさん A 45
3 120 Aさん B 50
4 130 Eさん C 80
5 140 Cさん B 95
6 150 Bさん C 60

という表があるときに、前回(第41号)で、[Sheet2]にレベルごとの平均点と人数を表示させました。

このピボットテーブルのデータの一部(レベルBの平均点)を[Sheet3]に転記して別の計算に利用したい場合は、以下の手順で行います。

(1)[Sheet2]のA3セルからC8セルを選択し、[挿入(I)]→[名前(N)]→[定義(D)]

(2)「名前の定義」ウィンドウで、「参照範囲(R)」が「=Sheet2!$A$3:$C$8」になっていることを確認し、「名前(W)」の空欄に「pivot」と入力して「OK」ボタンを押す。

(3)[Sheet3]のA1セルを選択し、「=getpivotdata(pivot,"B 平均 : 得点")」と、getpivotdata関数を入力する。

getpivotdata関数の( )内には、まず対象とするピボットテーブルの名前を入れます。上の例では、手順(1)~(2)でピボットテーブルに「pivot」という名前をつけましたので、これを入力します。ピボットテーブルの始点となっているセル(上の例では「Sheet2!$A$3」)を入力してもできますが、わかりやすくするために名前をつけてみました。

次に「,」で区切って、半角のダブルクォーテーションの中に、縦軸の項目名,横軸の項目名を入れます。項目名の間には「,」ではなく、半角スペースを入れます。上の例ではレベルBの平均点を取得したいので、"B 平均 : 得点"と入力します。

getpivotdata関数を用いると、ピボットテーブルのデータが更新された場合でも、自動的に更新後のデータが取得されるので便利です。

<<ガイドシートURL>>
http://www.tcat.ne.jp/~ryu/PLE/Shukei/44.pdf