"マクロ"と聞くと「うわっ、難しそう…」と拒否反応を示してしまう人がいますが、これもエクセルの機能の一つであり、別に特別に難しいものではありません。「難しい」と思ってしまうのは、おそらくマクロを生成したときにできる次のような画面を一瞬見て「なんじゃこりゃ!?」と感じてしまうからだと思います。

これ自体は Visual Basic という言語で書かれているプログラムなので、これを一から理解して全部自分で作ろうとした場合は確かに難しいかも知れません。

でも、エクセルではこれを自動的に生成してくれるので、 Visual Basic を理解している必要はありません。

「マクロ」=「エクセルのいくつかのコマンドを順番通りに記憶して、いろいろな場面でそれを再生してくれる機能」だと考えてください。

次回からは、マクロの自動生成の方法と、それにいくつかの基本的な命令文を付け足して、ビジネスの場で簡単に実行できる"使い捨てマクロ"(その場限りで作って、目的が果たせたらサッサと捨ててしまってもよい、という意味で、“使い捨てカイロ”にちなんで勝手に命名しました)について説明していきます。