"使い捨てマクロ"はこれまで見てきたように、自動記録に少しのコードを付け加えて手軽にマクロを作成し、実際のビジネスの場で少しでも効率的に仕事を進めることができるようにしようというものです。これからも事例をご紹介しつつ、その手軽さ,便利さをお伝えしていこうと思います。

思えば私が親にねだってPCを買ってもらったのが中学生のとき。MZ-731というSHARPのマシン↓でした。

4色のドットプリンタとカセットが付いていて、まず付属のカセットテープで言語を読み込ませてから使用する、「クリーンコンピュータ思想」なるものに則ったマイコンでした(当時はPCのことを"マイコン"と呼んでました)。確か「S-BASIC」と「Hu-BASIC」という2種類の言語のテープが付属していて、用途によってどちらかを読み込ませてからしか使えない仕様になっていました。フロッピーディスクなんてものは個人ではとても買えない高価なもので、市販ソフトも含め、ほとんどのローディング,セーブもカセットテープでやっていました。

MZ-700シリーズはグラフィック機能が乏しく、円もきれいに描けなくて、市販のゲームもキャラクターコードを組み合わせて絵を描いていたものでした。その代わり描画速度は速く、今から考えるとよくあんな■とか△とかで表現できたなぁ…と思うほどのいいデキではありましたが。。
当時は「マイコン・ベーシック・マガジン」という本が売れていて、自分も何かおもしろいゲームをプログラミングして投稿したいものだといろんなBASIC本を買って勉強していました。その後、NECのPC-8801mkⅡSRという当時一番人気の機種に買い替えるのですが、高校に入り受験勉強が忙しくなり、大学ではその他もろもろな遊び(?)が忙しくなったため、PCとは相当の期間疎遠になってしまいました。あのときずっとPCをイジっていればかなりの確率で今頃はSEかプログラマーの道を歩んでいたと思います。

…と、どうでもいい話をつらつらと書いてしまいましたが、BASICやFORTRANなんかは基本的な部分であれば中学生レベルでも理解できる簡単な言語ですので、興味のある方は一度そういう本をパラパラと読まれれば、きっとエクセルのマクロ作成にも大変役に立つと思います。マクロをあまり敬遠せず、お気軽に使って面倒な工数仕事はサッサと片付けてしまいましょう!

2006年はいつもこのブログを読んでいただきましてありがとうございました。今後は少し構成を変えていきます。

2007年もどうぞよろしくお願い致します。