例えば、
[Sheet1]
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という表があったとき、女性の70点以上の点数だけ たし算したい場合は、以下の手順で行ないます。
(1)E1セルに「得点」,E2セルに「>=70」と、F1セルに「性別」,F2セルに「女」と入力する。
(2)B6セルを選択し、=dsum(A1:C5,"得点",E1:F2)と入力する。
複数条件を満たす項目のたし算には、dsum関数をよく使います。この関数を使うときには、あらかじめ別のセルに検索条件を用意する必要があります。
手順(1)はこのプロセスです。検索条件が「得点>=70」と「性別=女」ですのでこのようなマトリックスになります。
dsum関数の( )内には、まず最初に 計算対象が含まれる表全体の範囲を入れます。この例の場合は、「A1:C5」となります。
次に「,」で区切り、たし算したい項目を入れます。この例の場合は、得点のたし算をしたいということですから「"得点"」と入れます。
最後に「,」で区切り、条件設定した範囲を入れます。この例の場合は、E1セルからF2セルに条件設定をしましたので、その範囲「E1:F2」を入れます。
たし算ではなく 平均を求めたい場合や個数をカウントしたい場合はdaverage関数やdcount関数を使います。頭に「d」のつく関数は「データベース関数」と呼ばれ、多数ありますが、使用方法はこのケースと同じです。