例えば、

[Sheet1]

A B
1 科目 得点
2 国語 60
3 算数  
4 理科 70
5 社会  
6 平均 65

【 ただし、B6セル⇒ =AVERAGE(B2:B5) 】

という表があるときに、次の条件を満たしながら平均点を最大にする算数と社会の点数を探したい場合は、以下の手順で行います。

・算数は自信が無く、平均点以下とする。
・しかし、算数は社会の得点以上はとれるものと考えられる。

(1)[ツール(T)]→[ソルバー(V)]

(2)「パラメータ設定」ウィンドウの「目的セル(E)」に「$B$6」を入力、「目標値(M)」を「最大値」とし、「変化させるセル(B)」に「$B$3,$B$5」を入れて「制約条件(U)」の「追加(A)」をクリック。

(3)算数は平均点以下という条件があるので、「制約条件の追加」ウィンドウで「$B$3 <= =$B$6」と入るようにして「追加(A)」。

(4)かつ、算数は社会の点数以上という条件があるので、「制約条件の追加」ウィンドウで「$B$3 >= =$B$5」と入るようにして「OK」。

(5)「パラメータ設定」ウィンドウで「実行(S)」をクリック。

(6)条件をすべて満たした最適解が見つかったので、「探索結果」ウィンドウで そのまま「OK」ボタンをクリック。

単純な条件のもとで最適解を探すには、以前説明した「ゴールシーク」機能で充分ですが、複数の制約条件が絡み合うもとで最適解を探すには「ソルバー」機能を使います。

[ツール(T)]メニューに[ソルバー(V)]が現れない場合は、[ツール(T)]→[アドイン(I)]から「ソルバーアドイン」を選択して「OK」ボタンをクリックしてください。ソルバー機能の組み込みが開始され、完了後に使えるようになります。

<<ガイドシートURL>>
http://www.tcat.ne.jp/~ryu/PLE/Shukei/47.pdf