例えば、
[Sheet1]
A | B | C | ||
1 | 番号 | 氏名 | 得点 | |
2 | 100 | Dさん | 45 | |
3 | 120 | Aさん | 50 | |
4 | 130 | Eさん | 80 | |
5 | 140 | Cさん | 95 | |
6 | 150 | Bさん | 60 | |
7 | ||||
8 | 得点 | コメント | ||
9 | 80 | よくできました | ||
10 | 60 | もう少し | ||
11 | 40 | もっとがんばりましょう |
という2つの表があったとき、上の表を、番号,氏名,得点,コメントの入った1つの表にしたい場合は、以下の手順で行います。
コメントは、60点未満は「もっとがんばりまょう」,60点以上80点未満は「もう少し」,80点以上は「よくできました」と表示させるものとします。
(1)A8からB11までを範囲指定し、[データ(D)]→[並べ替え(S)]。
(2)「並べ替え」ウィンドウの「範囲の先頭行」で「タイトル行(R)」のラジオボタンにチェックし、「最優先されるキー」で「得点」を選択し、「昇順(A)」のラジオボタンにチェックして「OK」。
(3)D2セルに、=vlookup(C2,A$9:B$11,2,true) と vlookup関数を入れる。
(4)D2セルを指定し、[編集(E)]→[コピー(C)]。
(5)D2セルからD6セルを範囲指定し、[編集(E)]→[貼り付け(P)]。
vlookup関数の( )内に入れるパラメータは、先述の通りのルールに従って入れればOKですが、最後に「true」と入れることによって、検索値が見つからなくてもエラーを表示せず、次の基準にもとづいてデータを持ってくることができるようになります。
最後に「false」と入れた場合は、検索値が見つからないと「#N/A」というエラー値が表示されます。この例でいうと、Dさん,Aさん,Cさんの得点は下表に無いため、「#N/A」とエラー値が表示されることになります。
ところが、「true」と入れると、検索値が見つからなくても、検索値未満で最も大きい値が使用されます。この例でいうと、例えばDさんの得点「45」は下表にはありませんが、下表の中で、45未満で最も大きい数値「40」のコメントを持ってくることができます。
注意事項として、「true」を指定するときは、範囲の左端の列のデータは、昇順に並べ替えておかないと 正しく計算が行なわれません。
手順(1)~(4)は、そのための手続きです。
<<ガイドシートURL>>
http://www.tcat.ne.jp/~ryu/PLE/Kansu/37.pdf